コラム

日本の国民病と言われる歯周病の恐ろしさを解説!

2023.07.01

お口のトラブルと言われて多くの方が真っ先に思い浮かべるのは「虫歯」だと思います。
確かに虫歯は代表的なお口のトラブルですが、歯を失うリスクという点で言うと、虫歯よりも恐ろしく、とても厄介な病気があります。

それは「歯周病」です。

現在、日本の30代以上の8割が歯周病にかかっていると言われていることをご存じでしょうか。
今や歯周病は、虫歯以上の深刻なお口のトラブルであり、日本の国民病の一つだと言われているのです。

30代以上と言っても、それより若い世代が歯周病になってしまうことも珍しくありません。だからこそ、当院では徹底した歯周病の予防と治療に取り組んでいます。

 

そもそも歯周病ってどんな病気?

歯周病は、歯を支えている歯茎や顎の骨などの歯周組織が徐々に壊れてしまう病気です。

虫歯と歯周病には大きな違いがあり、虫歯はその歯だけが悪くなりますが、歯周病は歯を支える土台から悪くなっていきます。
そのため、一度発症すると完治はとても難しく、長い間付き合っていかなくてはなりません。

虫歯のように患部を削って埋めるだけの治療では改善できないのが歯周病の恐ろしいところです。

 

歯周病悪化の原因は一つではありません

歯周病の原因といえば、歯垢の中に潜む細菌であることは多くの方が知っているでしょう。
歯垢自体が細菌の塊といっても過言ではありません。

歯垢は、時間が経つと硬化していき、歯石となって歯に付着し続けます。
その歯垢や歯石から吐き出された毒素が、歯周病の原因となるのです。

しかし、歯周病を悪化させるのは歯垢や歯石だけではありません。
例えば、喫煙習慣のある方やストレスをためがちな方、しっかり咀嚼ができていない方などは、歯周病のリスクが高まってしまいます。

そういった生活習慣の見直し、そして定期的なお口のクリーニング、毎日のケアをしっかり行うことが、歯周病予防の第一歩となるでしょう。
悪化してからでは、治療の負担も大きくなってしまいます。早期発見・早期治療を行っていけるように、普段から気を付けておくことが重要です。

歯周病は、単なるお口のトラブルではありません。
深刻な生活習慣病の一つとしてしっかり向き合い、治療を行うようにしましょう。

 

歯周病を放っておくとどうなる?

歯周病は、虫歯のように痛みや見た目の変化がでにくい疾患です。
そのため、多くの方は自分が歯周病であると気づいていません。

進行すると出血や歯茎の腫れ、歯のグラつきなどの症状が出てきますが、そういった症状が出てからでは歯を守ることが難しくなってしまいます。

とはいえ、自分で気づくことは難しい…。ではどうするかというと、何もない状態でも定期的に歯科医院で歯周病のチェックを行うことです。

定期検診で検査を行っておけば、早い段階で歯周病に気づき、必要な処置を行うことができます。

歯周病は、放っておくとさまざまな問題を引き起こします。

まず、歯茎の機能が低下することで最終的に歯が抜け落ちてしまう可能性があります。
また、歯周病菌が体内を巡ると、心疾患や糖尿病など、大きな病気のリスクを高めてしまうでしょう。

痛みがなくても出血がなくても、まずは歯科医院で歯周病の検査を受けるようにしましょう。

 

医院情報

「患者さまの心に寄り添う歯科治療を―――」

いくやま歯科クリニックは、患者さまがリラックスして治療を受けられる歯科医院を目指しています。
地域のかかりつけ医として患者さまに寄り添い、痛みのない治療を心がけます。

福岡県春日市の歯科医院をお探しの方は、ぜひ『いくやま歯科クリニック』へご相談ください。

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いくやま歯科クリニック
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〒816-0807 福岡県春日市宝町3丁目2-1

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