コラム

幅広い選択肢のある「詰め物・かぶせ物」治療

2023.11.01

虫歯治療で歯を削った後に行う詰め物やかぶせ物は、さまざまな素材からお好きなものを選んでいただけます。

保険診療では使用できる素材が限られていますが、自由診療の場合は患者さまのお口の状態や治療箇所、ご希望によって、複数の選択肢がございます。

当院では、詰め物やかぶせ物治療について研鑽を積んだ院長が、患者さま一人ひとりに合わせたご提案を行っています。

とは言え、多くの患者さまはどのような素材があって、どういったメリットがあるのかご存じないことでしょう。

今回は、自由診療で人気の素材について、その特徴やメリットを紹介したいと思います。

 

自由診療の素材その1.セラミックのメリット

セラミックは、自由診療の素材の中でも最もメジャーと言えるでしょう。
その特徴は、審美性の高さです。

セラミックは食器などにも使用される陶器です。
そのため、色調や透明感を再現することに優れていて、天然の歯に近い見た目を造り出すことができます。

また、経年劣化による変色がないという点も特徴の一つです。
レジンのように黄ばんだり、金属のように黒ずんだりするリスクがありません。

変色のほかに、汚れがつきにくいという点もセラミックの大きなメリットです。
汚れが付着すると、そこから虫歯の再発や新たなトラブルが起こってしまいます。

セラミックは陶器という性質上、年数がたっても表面が粗造になりにくいため、将来的なお口の健康という観点からも、つめ物やかぶせ物に適していると言えます。

 

自由診療の素材その2.ジルコニアのメリット

ジルコニアは、セラミック素材の中の一つです。
セラミックの中でも高い強度と審美性が特徴で、劣化や酸化のリスクもありません。

ジルコニアは生体親和性が高く、金属アレルギーの患者さまにも使用いただける素材です。

見た目は自然な白さで、天然の歯と並んでも違和感がない治療が可能です。
そのため、前歯など目立つ部分の治療にも適しています。

汚れのつきにくさや着色のリスクが低いことは、ほかのセラミックと同様です。
しかし、ジルコニアはほかのセラミックでは難しかった奥歯の治療にも使えるなど、用途の幅が広いことも大きなメリットと言えるでしょう。

 

自由診療の素材その3.ハイブリッドのメリット

ハイブリッド(ハイブリッドセラミック)とは、保険診療の素材にセラミックの粉末を混ぜ込んだ素材です。
保険診療の素材のみで作製したものと比較すると、耐久性や強度に大きな違いがあります。

保険診療の素材は、時間が経つと着色や汚れの付着が目立ってきます。しかしハイブリッドセラミックはそういったリスクが低く、お手入れもしやすいのが特徴です。

色味の調整もしやすく、お口の中で治療箇所が目立ってしまうこともありません。

また、ハイブリッドセラミックは金属を含んでいないため、アレルギー体質の方にも治療を受けていただけます。

 

保険診療でも白い素材の詰め物・かぶせ物を扱っています

ここまで自由診療の素材について紹介をしてきましたが、治療は必ずしも自由診療の素材で行わなければならないというものではありません。

従来は保険診療の素材というと金属のものでしたが、現在は保険診療でも白い素材を扱えるようになりました。

費用を抑えながら白い素材で治療をしたいというご要望にもお応えできますので、ぜひご納得の治療方法をお選びください。

 

 

医院情報

「患者さまの心に寄り添う歯科治療を―――」

いくやま歯科クリニックは、患者さまがリラックスして治療を受けられる歯科医院を目指しています。
地域のかかりつけ医として患者さまに寄り添い、痛みのない治療を心がけます。

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