コラム

親知らずは抜く?抜かない?治療の基準を考えてみましょう

2024.05.01

基本的に、健康な歯はなるべく抜かずに保存することが望ましいです。
しかし、親知らずに関しては、必要に応じて抜歯を行うことがあります。

患者さまの中には、虫歯などの問題がない状態であっても親知らずの抜歯を勧められることがあります。
それはなぜなのか、知らないままに抜歯をしてしまったことがある方も少なくないでしょう。

理由を知ったうえで抜歯をするのと、「親知らずは抜くもの」という認識だけで抜歯をしてしまうのでは、患者さまの感じ方も違うと思います。

今回は、どのような理由から親知らずの抜歯が必要とされるかを解説したいと思います。

 

抜くほうがいいとされている親知らずの目安

親知らずは、お口の一番奥に生えてきます。
そのため、ブラッシングが行き届きにくく、虫歯などのトラブルが起こりやすい傾向があります。
また、ほかの歯のように乳歯がスペースを確保したうえで生えてくるものではないため、斜めに生えてしまったり横向きに生えてしまったりと、生え方が乱れるリスクもあります。

当院が親知らずの抜歯を推奨するケースは複数のパターンがありますが、親知らずがほかの歯に影響を与えてしまう可能性がある場合は、お口全体の健康を守るために抜歯を行います。

斜めや横向きに生えている、歯茎から正常に歯が出てきていないといった状態は、お口全体の噛み合わせを乱すリスクになるため、抜歯が必要です。

また、ブラッシングが上手くできず虫歯になっていたり、痛みや炎症が起こったりと、さまざまなトラブルが起こっている場合も抜いてしまうことを推奨します。

親知らずが虫歯になってからでは、奥歯ということもあり治療の負担が大きくなってしまうでしょう。

そういったリスクを軽減する目的から、親知らずの抜歯を行います。

 

必ずしも抜歯しなくてはいけないということはありません♪

お口の健康にとても気を使っている方の場合は、親知らずが生えていても抜歯に至らないケースがあります。

例えば、お口全体がしっかりとケアできていて虫歯のリスクが低い場合や、噛み合わせを見たときに親知らずが影響を与える可能性が低い場合、そのうえでまっすぐ正しく生えているのであれば、絶対に抜歯をしなくてはならないということはありません。

つまり、親知らずだからといって必ずしも抜歯が必要なのではなく、お口の健康、将来的な歯並びを見据えて、必要な際に抜歯という選択肢を提案しているのです。

 

患者さまの負担を軽減!当院の親知らず治療

当院では、お口の状態を目視で確認したうえで、レントゲンなどの機器を用いて精密な検査を行います。

親知らずを今後どうしていくかは、実際に見えている部分だけではなく、萌出していない部分も含めて歯並びや歯の状態をしっかりと知ったうえで判断していきます。

親知らずをどうするべきか迷った際は、ぜひ当院へご相談ください。
患者さまのお口の状態に合わせて、抜歯の必要性について一緒に考えていきましょう。

当院で対応が難しい症例については、歯科口腔外科を専門とするクリニックの紹介も行っています。
大切なのは、患者さまが健康な状態を維持しやすい状況を作ることです。

「なぜ抜歯が必要なのか」を患者さまにご理解いただくための説明時間も設けておりますので、気になることがありましたらいつでもご相談にお越しください。

 

 

医院情報

「患者さまの心に寄り添う歯科治療を―――」

いくやま歯科クリニックは、患者さまがリラックスして治療を受けられる歯科医院を目指しています。
地域のかかりつけ医として患者さまに寄り添い、痛みのない治療を心がけます。

福岡県春日市の歯科医院をお探しの方は、ぜひ『いくやま歯科クリニック』へご相談ください。

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いくやま歯科クリニック
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〒816-0807 福岡県春日市宝町3丁目2-1

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